カテゴリ:多頭飼育現場一斉手術( 5 )

2017年 7月26日 東京都江戸川区、MIX犬一斉手術報告

東京都江戸川区の住宅街、そのうちの一軒の住宅で

未避妊・未去勢のまま飼われていた犬が殖えに殖えてしまい

その数なんと85頭。


こちらの案件はNPO法人アルマさん が家主のご親戚の方からの相談を受け
すでにレスキューに入ってくださっていた現場です。
江戸川区・犬多頭飼育現場

ごく普通の一軒の住宅で、85頭もの犬達がひしめき合い
さらに今にも出産しそうなメス犬達も見られ

一刻の猶予も許される状況ではなく

アルマさんの緊急レスキュー要請にCACIさん
他団体さんが協力を申し出
先に40頭ほどの犬達が現場からレスキューされていました。


ちばわんは、一斉手術での協力を行うことになりました。


大変ご理解のあるご近所さんの強力なサポートにより
手術会場として広い敷地を貸していただけることになり

7/26に一斉不妊・去勢手術を行うことができました。

レスキュー開始から9日後に一斉手術が実施できたのも
手術場所を提供してくださった
ご近所様のご協力があってこそでした。




今回も山口獣医科病院院長(他、獣医師3名)にご協力いただきました。



朝7時から現場の設置を開始し
当日は一時激しい雨に見舞われたものの

恵みの雨のおかげで一日涼しく
手術を受ける犬達にとっても優しい気候での実施となりました。
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8時過ぎ、現場から車で次々と犬達が運ばれてきました。

まだ現場に残っていた全44頭。


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全て運び出しが完了するまでに
先に到着していた子達から順に個体管理を行い
鎮静と麻酔をかけ同時にワクチン接種も行いました。
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麻酔を効かせ、手術待ちをする犬達です。

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中には当然子犬もいました。
(手術可能な月齢です)

子犬や弱い犬達は、他の犬達からの攻撃に遭い易く
顔や腹部などに咬み傷を負っていました。
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手術前の毛刈りの様子です。

一頭一頭の身体を丹念に調べ

深い傷がないかなどの確認も同時に行います。
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臨時手術場と化したガレージの中で

獣医師3名が迅速に手術を進めてくださいました。

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妊娠疑いのメス達はアルマさんが事前に引き取りされていたので
この日手術した中には妊娠していたメスはおらず

また近親交配の多い多頭飼育現場には珍しく
陰睾のオス犬もいませんでした。
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その中で9頭の犬達にはすでに飼い主自身が
手術を受けさせていたとのことでしたので

山口獣医師に手術の有無を確認していただき

確かに手術の終わっている犬達と幼子7頭を除き


28頭に不妊・去勢手術を施していただきました。





手術を終えた犬達を寝かせる場所も
ご協力者様に提供していただき

この日は雨が降ったりやんだりしていたのですが
おかげさまで術後の犬達を濡らすことなく
安心してケアすることができました。
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普段はできない爪切りや耳の洗浄など
完全に麻酔から覚める前にできる限りのケアを行いました。
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ケアが済んだ後はケージに戻し

麻酔から完全に覚めるのを見守ります。
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犬達の覚醒を確認した後、一斉手術の現場では無事作業終了となりました。




一方、多頭飼育現場では
CACIさんが中心となって室内外の大清掃が行われていました。


戻ってくる犬達が少しでも快適に過ごせるように

また、飼い主さんには清潔な室内で

少しでも気持ちに余裕を持っていただき
問題解決に向かって前向きになってもらえるよう

積みあがった室内の糞やごみなどの撤去作業に
汗を流しながら奮闘してくださいました。


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大量に出たゴミは保健所引き取りとなりますが
もちろん有料となります。

ゴミの問題ひとつとっても
個人で問題解決する域をはるかに超えた現場だったと思います。

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朝8時から犬達を運び出し

掃除開始9時半スタートから

作業終了は夜の8時となったそうです。


アルマさん、CACIさん、清掃ボランティアの皆さま

とても過酷な作業だったと思います。
本当にお疲れ様でした。




現場にはまだ15頭が残っていますので
引き続き、アルマさんが対応にあたってくださっています。

現場より引き上げた犬達は、預かり先や譲渡先を募集されています。
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詳しくはアルマさんの
多頭飼育崩壊現場のMix犬里親募集ページにてご確認ください。

よろしくお願いいたします。




以上、多頭飼育現場の一斉手術のご報告でした。





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by chibawan-tnr | 2017-07-31 23:36 | 多頭飼育現場一斉手術

2017年 7月5日千葉県内某所 中型MIX犬一斉手術の報告


地域管轄保健所より千葉県動物愛護センターに報告が上がり、ちばわんが相談を受けていた千葉県某所、多頭飼育現場の中型犬22頭(オス13頭、メス9頭)の一斉不妊・去勢手術を7/5に実施いたしました。



5月、管轄保健所、千葉県動物愛護センター
ちばわんメンバーの数名で、まず現場の視察を行いました。

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広い敷地の5カ所に分けて繋留されていた犬達には
犬同士の争いによる怪我などもなく

飼い主である高齢男性からある程度の世話をされ可愛がられていることは
犬達の様子を見てすぐにわかりましたが

増えすぎてしまった犬の頭数は
飼い主だけで世話や管理ができる範囲をはるかに超えている上に

このままでは今後も無限に増え続ける可能性が大きく
なんとしても繁殖だけは早急に止める必要がありました。

地域的に、犬の不妊・去勢手術の必要性はほとんど認識されておらず
子犬が産まれたら、近所の人たちに譲るなど
昔ながらの犬の飼い方が今もなお続いていたことなどから
飼い主自身、問題に気が付きにくく
今ほどの頭数にまで増えてしまってから初めて、
事の重大性を思い知ったのかもしれません。




人が敷地内に近づくと一斉に始まる大音量の吠え声、匂いなど
「ちょっと増えすぎてしまった」では済まされないほど
近隣住民の方々にとっては深刻な問題であっただろうと思われます。
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7/5一斉手術実施日当日は早朝から
千葉県動物愛護センター獣医師2名、看護師1名、男性職員2名
ちばわんメンバー10名の計15名が集合して手術準備を整え

山口獣医科医院獣医師1名・看護師1名
さかい犬猫クリニック獣医師1名にて手術を実施しました。
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飼い主である男性も自ら進んで犬を運んで来たり

体重測定時に犬を保定するなどとても協力的でした。
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一頭ずつ、体重・年齢・性別を確認し
記録していきました。

健康上、大きな問題を抱えている子はおらず
順番に鎮静を打ち、落ち着いてから麻酔をかけます。
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麻酔が効いてから毛刈りを行い
手術スタートです。
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ワクチン接種も行い
麻酔が効いている間に、ノミダニ駆除
爪切り・耳掃除・ブラッシングなど 出来る限りのケアをしました。
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獣医師さん達も暑い中、ほぼノンストップで
22頭の手術を行ってくださいました。

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スピーディーかつテキパキと手術を進めて

犬が受ける負担をできるだけ少なくするという
獣医師さん達の心遣いが伝わってくるようでした。

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動物愛護センターの方々も
汗を流しながら頑張ってくださいました。

一頭でもセンターに入ってくる犬や猫を事前に食い止めたい。
蛇口を止めなければならない。

その想いは一緒です。
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⑭ニコ メス
毛刈りの段階で、左下乳房に大きな腫瘤が確認でき
大きな乳腺腫瘍なのかと思いきや

なんとヘルニア、つまり外から触れたものは腫瘍ではなく、
子宮外に出てしまっていた胎児でした。

子宮からはみ出た場所でそのまま胎児が育ち
あと数日処置が遅ければ、おそらく恐ろしい苦しみの末に
亡くなっていたのでしょう。

手術が間に合って良かったです。
命拾いしたニコ、絶対に幸せ掴もうね。
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手術終了後、22頭すべてが覚醒したことを確認して
作業は終了となりました。

翌日には代表、副代表が再訪問を行い
全頭元気にしていることを確認しております。
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今回の一斉手術では
片側陰睾のオスが13頭中3頭いました。

老齢になると腫瘍化する可能性が極めて高い陰睾は
近親交配の多い多頭飼育現場でよく見られる症状です。



そしてメス9頭のうち、5頭が妊娠しており
あと数日、数週間過ぎていたら

犬の頭数は倍に殖えていたことになります。
望まれない命が、引き受け先のない子達が何頭も
この世に送り出されていました。


胎児だって、もちろん命です。
堕胎については異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが
こういった現場で避けて通ることができない現実があります。

もし産まれてしまっていたら、
確かに幼犬は欲しがる人も多いですから、
子犬達自体には引き受け先があったかも知れません。
しかしその分だけ他の犬達の行き場がなくなることになり
殺処分頭数が増えることに必ずつながります。
適正に犬を飼育できる人間の数のほうが少ないという事実がある限り、
この図式が変わることはありません。



こちらの現場では、犬は常に一頭ずつ繋留されており
自由に交尾できる環境ではないにも関わらず
9頭中5頭ものメス犬が妊娠していたのです。

不妊、去勢手術を行わずして人間が繁殖のコントロールができるなど
とてつもなく甘い考えだと思います。


はっきりと言えることは、不妊・去勢手術なくして
動物愛護活動はあり得ない、殺処分削減などはなし得ないということです。



不妊・去勢手術の終わった犬達については
これから預かり先、譲渡先の募集を開始いたします。

個別の犬紹介につきましては別途ブログにてご案内いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。



以上、中型犬MIX22頭一斉不妊・去勢手術のご報告でした。





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by chibawan-tnr | 2017-07-10 16:10 | 多頭飼育現場一斉手術

2016年 10月17日千葉県某所中型犬MIX一斉手術報告

10/17(月)千葉県某所の住宅街にある1件の家で飼育されている35頭のうち
32頭の一斉手術を行いました。
(3頭のみ、行政側の指導により、飼い主が近隣の動物病院で前月に不妊手術を済ませていました)

兼ねてより犬の脱走や匂いなどによる近隣住民の苦情などもあり
これまでも地域管轄のセンター職員さんが訪問、指導などを行ってきた現場です。

4年前にたった2頭の行先きのない子犬(オス・メス)を譲り受けたことから始まり
不妊・去勢を怠った結果

あっという間に35頭にまで増えてしまったそうです。

こうなっては飼い主だけで解決するのはまず不可能となり
環境の改善、飼育指導以上の対応が急がれ

これ以上頭数が増えることを食い止めることが先決と判断し
一斉手術を行うこととなりました。


そして山口獣医科病院院長(他、獣医師2名)
NPOみなしご救援隊に協力いただき、32頭の不妊・去勢手術が時まりました。



犬達は全頭室内で飼育されており

35頭が行き来する和室の畳はボロボロになっていたものの

匂いはさほど酷くはなく、犬達も皆健康そうでした。
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飼い主以外の人間を見たことが無かったのか
大抵の犬達は右往左往しながら隠れる場所を必死に探すものの
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中には尾を振って興味深げに近づいてくる子もいました。
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事前に秋田犬MIXと聞いていましたが
最初に貰って来た子以外は殆どが身体が小さめのMIX犬でした。
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1歳に満たない子達もいました。
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近親交配で産まれた子達は、疾患も出易く
そのせいか、術前投薬により、痙攣を起こす子もいました。
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無計画に殖え続ける先の悲劇を、本犬達は知る由もありません。
だからこそ、人間側のしっかりとした管理が必要なのです。



中にはひどく仲間に噛まれてしまった犬もいて
傷の治療も合わせて行いました。
(飼い主も、病院に行き、薬を処方してもらっていたそうですが)
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この子自身は大人しい子だそうですが
近くにヒート中のメスがいたのかもしれません。
争いに巻き込まれたのでしょう。
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不妊・去勢手術が終わった後は、このような争いも無くなることと思います。


手術後は全頭、無事に覚醒したことを確認しています。
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この日手術したメス12頭のうち、2頭が妊娠していました。
堕胎した胎児は5頭ずつ、計10頭となります。

不妊・去勢手術の大切さを、胎児達の重みと共に改めて強く感じました。


崩壊もしくはそれに近い状況の多頭飼育現場は残念なことに少なくありません。
犬の多頭飼育崩壊の場合、猫とはまた違った問題に行きつくこともあります。


行政、ボランティアが一体となり
こういった現場を解決に向けて導いていくことが
“蛇口を閉める”ことに繋がる大きな一歩と考えます。

こちらの現場は一代限りの命をより良い環境で全うできるよう
飼養方法の改善を進めながら見守っていきたいと思います。

引き続きご理解とご協力をどうぞよろしくお願い致します。


以上、千葉県某所中型犬MIX32頭一斉手術報告の報告でした。
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by chibawan-tnr | 2016-10-24 00:42 | 多頭飼育現場一斉手術

2016年 3月 柴系MIX一斉手術報告

2016年3月8日火曜日

千葉県内にある1軒の家で飼育されていた
柴犬および柴系MIXと見られる19頭のうち
老犬を除く18頭(オス8頭メス10頭)の一斉不妊去勢手術を
山口獣医科病院院長山口武雄獣医師(他獣医師1名)の施術にて行いました。


当日早朝から濃い霧の発生した中 ちばわんメンバー他11名が朝7時半に現地集合しました。
飼い主宅裏側スペースにテントを設営し、手術台など準備を整えました
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犬のいる 広めのお庭と 手術を実施する裏スペースの二手に別れ作業開始です
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庭にいる犬を1頭づつ捕獲し、ケージに入れ
性別・体重・特徴を確認し 待機させます

獣医師2名も到着し 手術開始です
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獣医師のいる 裏スペースと連絡を取りながら
待機させた順番に、鎮静剤・麻酔の準備をします
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麻酔の効いた子を、手術スペースに運び 準備したシーツの上へ寝かせ
番号・性別・体重を確認しながら 毛刈りをしていきます
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先生方の 丁寧で迅速な 手術が順調に施術されていきました
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全ての犬に、ワクチン接種もいたしました
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山口先生の 分かりやすい、ご指導があり 迷うことなくお手伝い出来ました
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手術が終わり、麻酔から覚めないうちに、ノミ・ダニの駆除、
爪切り・耳掃除・ブラッシングなど 出来る限りのケアをしました
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ケージに戻し 麻酔から覚醒して来るのを 確認しつつ
飼育場所へもどしました
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それぞれ 新しく首輪をして、
オスは鎖で距離を取って係留し、
メスは庭の雨が当たらない場所へ移して来ました

犬達は、痩せている子はおらず、皆元気にしていましたので
問題なく 今後も生活できると思います

最後まで 皆で後片付けをして 撤収となりました

獣医師の先生方 ほとんど休憩も取らず手術を施術していただきました。
朝早い時間から、長時間に渡り 本当にありがとうございました。

オス同士はケンカ等予想されるため、また脱走防止のためもあり
係留することになりました。
今まで 比較的自由にしていた分 慣れるまでストレスだと思われます。
経験不足からの 怖がりや吠え、首輪やハーネス・リードに対する嫌がり
それらは 家庭に入って人と付き合っていく中で改善されると思います。
吠えたり、怖がったりしてはいますが、決して人嫌いではなく
人に対して攻撃的な犬は、1頭もいませんでした。
屋外での飼育がしばらく続くため これから蚊の発生する季節が心配されます。
少しでも早くレスキューが進みますように
ご協力・応援 よろしくお願いいたします 。

15頭の預かり先・譲渡先の募集を開始いたします。
個々の犬紹介につきましては別途ブログにてご案内いたします。
犬紹介ブログはコチラ⇒柴系MIX多頭飼育現場レスキュー
どうぞよろしくお願い致します。

この日預かり宅へ移動したのは、老犬も含め4頭です。
準備が整い次第いぬ親様募集開始いたします。
応援よろしくお願い致します。

以上、柴系MIX一斉手術報告でした。
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by chibawan-tnr | 2016-03-10 13:47 | 多頭飼育現場一斉手術

2015年  ボーダーコリーMIX一斉手術報告

2015年8月7日(金)

千葉県内某所にある1軒の家で高齢者に飼われていた
ボーダーコリーMIX19頭(オス11頭・メス8頭)の一斉不妊去勢手術を
山口獣医科病院院長山口武雄獣医師(他獣医師1名)の施術にて行いました。


外に係留されている3頭以外の16頭は、
こちらの犬舎にて日々を過ごしています。
長年積み重なった抜け毛や糞尿、犬達の掘った穴などを平らにすべく
2日前に犬舎の中の一部を平らにならして当日を迎えました。
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関東各地を暗いうちに出発したちばわんメンバーが、早朝5時、現地に到着。
日中の猛暑対策として、日陰の自宅裏庭スペースに
手術台や手術前後の処置スペースを確保するために
ブルーシートを敷き、準備を始めます。
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犬舎の外で行われる処置を
待機している犬たちが見ることにより不安を煽ってしまわないように、
メンバーの機転により、犬舎正面に目隠しをすることにしました。
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準備が整い、獣医師2名の到着を待って、いよいよスタートです。

1頭ずつ捕獲してこちらのケージに入れ
性別・特徴・体重を確認して待機させます。
鎮静剤を注射し、落ち着いてから麻酔をかけていきます。
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スーパーワイドシーツに番号・性別・体重を記載して
そのシートの上に寝かせていきます。
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麻酔が効いてきてから順番にバリカンで毛刈りをしていきます。
山口獣医師指導のもと、初めて参加するメンバーも安心して作業を行えます。
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毛刈りが終わると1頭ずつ2つの手術台に順番に犬たちが運ばれてきます。
先生方は丁寧に且つスピーディに1頭1頭施術していきます。
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手術痕もとても小さく、犬たちの負担も少なくて済みます。
1日も早く元気になってもらって、新しい家族のもとへ行ける様にとの心遣いが
伝わってきます。
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次々と休みなく施術が行われますので、
手術器具の洗浄も大事な作業です。
炎天下の水場での作業も大変ですが、これも犬たちのためです。
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手術が終わった後は、麻酔が覚めるまでの間に出来る限りの処置を行います。
歯石取り・爪切り・耳掃除・ブラッシング、毛玉になっていたらバリカンで剃っていきます。
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これでこの子たちは家庭犬としての第一歩を踏み出していくことができます。
後処置担当メンバーは1頭1頭愛情をこめて、
早く本当のおうちが見つかるようにと祈りながら作業を進めていました。
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後処置が終わると、目が覚める前に犬舎に戻していきます。
犬舎には平らにした部分にすのこを、土の部分には一時的にブルーシートを敷き、
少しでも手術痕が汚れないように配慮しました。
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少しずつ覚醒していき、フラフラしながらも立ち上がり
自分の気に入った場所に移動していきます。
落ち着いてまた眠ってしまう子もいました。
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特に具合が悪くなったような子も見当たりませんでしたので
麻酔が覚めたらまた今まで通りに動き回れることでしょう。



手術が終わり、使用したケージの清掃をするメンバー、
全てが完了して皆で後片付けも行い、無事に一斉手術を終了することが出来ました。
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獣医師の先生方も、暑い中ほとんど休憩も取らず手術を行ってくださいました。
ありがとうございました。
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この日の手術後預かり宅に移動した子を除いて残り14頭が
今後もしばらくはこの犬舎の中だけで生活しながら、譲渡先・預かり先を探すこととなります。
この子たちは産まれてからずっとこの狭い犬舎の中で生活しており、
外の世界を知りません。
当然散歩もしたことがなく、ロープを首にかけるだけで怖がって逃げ回りますが
今まで外に出たことも、おそらく首輪を着けたことすらないのですから仕方がないことです。

しかしながら、この犬舎に16頭もの犬たちがいたにも関わらず
庭に多くの人が集まって来ても一切吠えることもなく、喧嘩もなかったのです。
基本的に穏やかな性格の子たちばかりです。

手術をしてみてわかったことですが、
メスは全て出産経験あり、中には出産を繰り返したのでしょう、子宮膿疱の子もいました。
オスは何と、半数以上が停留睾丸で、これも遺伝の影響と思われます。

今回の手術で家庭犬としての第一歩は整いました。
どうかこの子たちの第二の犬生を応援してあげてください。

14頭の預かり先、譲渡先の募集を開始いたします。
個別の犬紹介につきましては別途ブログにてご案内いたします。
犬紹介のブログはこちら ⇒ ボーダーコリーMIX 不妊・去勢済み 14頭
どうぞよろしくお願いいたします。

この日預かり先に移動した2頭と、先に引き取り済みの子犬3頭も
準備が整い次第、いぬ親さま募集を始めます。


以上、ボーダーコリーMIX一斉手術報告でした。
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by chibawan-tnr | 2015-08-08 23:20 | 多頭飼育現場一斉手術

ちばわんが各地で行っている地域猫活動(TNR)の報告です


by chibawan-tnr

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