カテゴリ:多頭飼育現場一斉手術( 2 )

7/26 東京都江戸川区、MIX犬28頭一斉手術報告

東京都江戸川区の住宅街、そのうちの一軒の住宅で

未避妊・未去勢のまま飼われていた犬が殖えに殖えてしまい

その数なんと85頭。


こちらの案件はNPO法人アルマさん が家主のご親戚の方からの相談を受け
すでにレスキューに入ってくださっていた現場です。
江戸川区・犬多頭飼育現場

ごく普通の一軒の住宅で、85頭もの犬達がひしめき合い
さらに今にも出産しそうなメス犬達も見られ

一刻の猶予も許される状況ではなく

アルマさんの緊急レスキュー要請にCACIさん
他団体さんが協力を申し出
先に40頭ほどの犬達が現場からレスキューされていました。


ちばわんは、一斉手術での協力を行うことになりました。


大変ご理解のあるご近所さんの強力なサポートにより
手術会場として広い敷地を貸していただけることになり

7/26に一斉不妊・去勢手術を行うことができました。

レスキュー開始から9日後に一斉手術が実施できたのも
手術場所を提供してくださった
ご近所様のご協力があってこそでした。




今回も山口獣医科病院院長(他、獣医師3名)にご協力いただきました。



朝7時から現場の設置を開始し
当日は一時激しい雨に見舞われたものの

恵みの雨のおかげで一日涼しく
手術を受ける犬達にとっても優しい気候での実施となりました。
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8時過ぎ、現場から車で次々と犬達が運ばれてきました。

まだ現場に残っていた全44頭。


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全て運び出しが完了するまでに
先に到着していた子達から順に個体管理を行い
鎮静と麻酔をかけ同時にワクチン接種も行いました。
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麻酔を効かせ、手術待ちをする犬達です。

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中には当然子犬もいました。
(手術可能な月齢です)

子犬や弱い犬達は、他の犬達からの攻撃に遭い易く
顔や腹部などに咬み傷を負っていました。
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手術前の毛刈りの様子です。

一頭一頭の身体を丹念に調べ

深い傷がないかなどの確認も同時に行います。
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臨時手術場と化したガレージの中で

獣医師3名が迅速に手術を進めてくださいました。

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妊娠疑いのメス達はアルマさんが事前に引き取りされていたので
この日手術した中には妊娠していたメスはおらず

また近親交配の多い多頭飼育現場には珍しく
陰睾のオス犬もいませんでした。
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その中で9頭の犬達にはすでに飼い主自身が
手術を受けさせていたとのことでしたので

山口獣医師に手術の有無を確認していただき

確かに手術の終わっている犬達と幼子7頭を除き


28頭に不妊・去勢手術を施していただきました。





手術を終えた犬達を寝かせる場所も
ご協力者様に提供していただき

この日は雨が降ったりやんだりしていたのですが
おかげさまで術後の犬達を濡らすことなく
安心してケアすることができました。
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普段はできない爪切りや耳の洗浄など
完全に麻酔から覚める前にできる限りのケアを行いました。
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ケアが済んだ後はケージに戻し

麻酔から完全に覚めるのを見守ります。
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犬達の覚醒を確認した後、一斉手術の現場では無事作業終了となりました。




一方、多頭飼育現場では
CACIさんが中心となって室内外の大清掃が行われていました。


戻ってくる犬達が少しでも快適に過ごせるように

また、飼い主さんには清潔な室内で

少しでも気持ちに余裕を持っていただき
問題解決に向かって前向きになってもらえるよう

積みあがった室内の糞やごみなどの撤去作業に
汗を流しながら奮闘してくださいました。


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大量に出たゴミは保健所引き取りとなりますが
もちろん有料となります。

ゴミの問題ひとつとっても
個人で問題解決する域をはるかに超えた現場だったと思います。

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朝8時から犬達を運び出し

掃除開始9時半スタートから

作業終了は夜の8時となったそうです。


アルマさん、CACIさん、清掃ボランティアの皆さま

とても過酷な作業だったと思います。
本当にお疲れ様でした。




現場にはまだ15頭が残っていますので
引き続き、アルマさんが対応にあたってくださっています。

現場より引き上げた犬達は、預かり先や譲渡先を募集されています。
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詳しくはアルマさんの
多頭飼育崩壊現場のMix犬里親募集ページにてご確認ください。

よろしくお願いいたします。




以上、多頭飼育現場の一斉手術のご報告でした。





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by chibawan-tnr | 2017-07-31 23:36 | 多頭飼育現場一斉手術

2017/7/5 千葉県内某所 中型MIX犬22頭一斉手術の報告


地域管轄保健所より千葉県動物愛護センターに報告が上がり、ちばわんが相談を受けていた千葉県某所、多頭飼育現場の中型犬22頭(オス13頭、メス9頭)の一斉不妊・去勢手術を7/5に実施いたしました。



5月、管轄保健所、千葉県動物愛護センター
ちばわんメンバーの数名で、まず現場の視察を行いました。

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広い敷地の5カ所に分けて繋留されていた犬達には
犬同士の争いによる怪我などもなく

飼い主である高齢男性からある程度の世話をされ可愛がられていることは
犬達の様子を見てすぐにわかりましたが

増えすぎてしまった犬の頭数は
飼い主だけで世話や管理ができる範囲をはるかに超えている上に

このままでは今後も無限に増え続ける可能性が大きく
なんとしても繁殖だけは早急に止める必要がありました。

地域的に、犬の不妊・去勢手術の必要性はほとんど認識されておらず
子犬が産まれたら、近所の人たちに譲るなど
昔ながらの犬の飼い方が今もなお続いていたことなどから
飼い主自身、問題に気が付きにくく
今ほどの頭数にまで増えてしまってから初めて、
事の重大性を思い知ったのかもしれません。




人が敷地内に近づくと一斉に始まる大音量の吠え声、匂いなど
「ちょっと増えすぎてしまった」では済まされないほど
近隣住民の方々にとっては深刻な問題であっただろうと思われます。
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7/5一斉手術実施日当日は早朝から
千葉県動物愛護センター獣医師2名、看護師1名、男性職員2名
ちばわんメンバー10名の計15名が集合して手術準備を整え

山口獣医科医院獣医師1名・看護師1名
さかい犬猫クリニック獣医師1名にて手術を実施しました。
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飼い主である男性も自ら進んで犬を運んで来たり

体重測定時に犬を保定するなどとても協力的でした。
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一頭ずつ、体重・年齢・性別を確認し
記録していきました。

健康上、大きな問題を抱えている子はおらず
順番に鎮静を打ち、落ち着いてから麻酔をかけます。
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麻酔が効いてから毛刈りを行い
手術スタートです。
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ワクチン接種も行い
麻酔が効いている間に、ノミダニ駆除
爪切り・耳掃除・ブラッシングなど 出来る限りのケアをしました。
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獣医師さん達も暑い中、ほぼノンストップで
22頭の手術を行ってくださいました。

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スピーディーかつテキパキと手術を進めて

犬が受ける負担をできるだけ少なくするという
獣医師さん達の心遣いが伝わってくるようでした。

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動物愛護センターの方々も
汗を流しながら頑張ってくださいました。

一頭でもセンターに入ってくる犬や猫を事前に食い止めたい。
蛇口を止めなければならない。

その想いは一緒です。
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⑭ニコ メス
毛刈りの段階で、左下乳房に大きな腫瘤が確認でき
大きな乳腺腫瘍なのかと思いきや

なんとヘルニア、つまり外から触れたものは腫瘍ではなく、
子宮外に出てしまっていた胎児でした。

子宮からはみ出た場所でそのまま胎児が育ち
あと数日処置が遅ければ、おそらく恐ろしい苦しみの末に
亡くなっていたのでしょう。

手術が間に合って良かったです。
命拾いしたニコ、絶対に幸せ掴もうね。
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手術終了後、22頭すべてが覚醒したことを確認して
作業は終了となりました。

翌日には代表、副代表が再訪問を行い
全頭元気にしていることを確認しております。
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今回の一斉手術では
片側陰睾のオスが13頭中3頭いました。

老齢になると腫瘍化する可能性が極めて高い陰睾は
近親交配の多い多頭飼育現場でよく見られる症状です。



そしてメス9頭のうち、5頭が妊娠しており
あと数日、数週間過ぎていたら

犬の頭数は倍に殖えていたことになります。
望まれない命が、引き受け先のない子達が何頭も
この世に送り出されていました。


胎児だって、もちろん命です。
堕胎については異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが
こういった現場で避けて通ることができない現実があります。

もし産まれてしまっていたら、
確かに幼犬は欲しがる人も多いですから、
子犬達自体には引き受け先があったかも知れません。
しかしその分だけ他の犬達の行き場がなくなることになり
殺処分頭数が増えることに必ずつながります。
適正に犬を飼育できる人間の数のほうが少ないという事実がある限り、
この図式が変わることはありません。



こちらの現場では、犬は常に一頭ずつ繋留されており
自由に交尾できる環境ではないにも関わらず
9頭中5頭ものメス犬が妊娠していたのです。

不妊、去勢手術を行わずして人間が繁殖のコントロールができるなど
とてつもなく甘い考えだと思います。


はっきりと言えることは、不妊・去勢手術なくして
動物愛護活動はあり得ない、殺処分削減などはなし得ないということです。



不妊・去勢手術の終わった犬達については
これから預かり先、譲渡先の募集を開始いたします。

個別の犬紹介につきましては別途ブログにてご案内いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。



以上、中型犬MIX22頭一斉不妊・去勢手術のご報告でした。





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by chibawan-tnr | 2017-07-10 16:10 | 多頭飼育現場一斉手術

ちばわんが各地で行っている地域猫活動(TNR)の報告です


by chibawan-tnr

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